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広汎性発達障害(PDD)や重複しやすいLDなど

1いろんなLDや、広汎性発達障害(PDD)的な要素を持ってたり・・

幼児期に、いくつかの療育に通っていたので、そこでたくさんのお友達に会いました

AクンはADHDとアスペルガー、 アルファはADHDと聞き取り(聴覚認知)が弱い言語性LD・不器用のLD、 Bクン・Cクンは軽いこだわりがあるけれど、記憶力がとても良い自閉傾向と認知的偏りがある、 Dクン、Eクン(Eクンはお姉ちゃんがいる)は、スロースターターでした。

(スロースターター:幼児期は発達がゆっくりめだけれど、年齢と共に生活年齢と発達年齢が追いついていくので、成長と共に発達の気がかりがなくなってくる)

AクンはADHDとアスペルガーで、言語能力が高い非言語性LDとも言ってました。言葉が達者で、独特のこだわりがありました。でも当時はアルファよりも、お友達と遊ぶのがとても上手に見えました。

アルファは、幼児期の頃は、まず人の話がまともに聞けない状況で、発達がゆっくりめのお友達となら、1対1ならまだなんとか遊べるのですが、友達数人で遊ぶという事はほとんど出来ない状態だったので・・(数人いると、それぞれのお友達の言葉が聞き取れなかったのです・・)。

グループ療育の中でゲームで遊んでいて、負けてかんしゃく起こすのはいつもアルファでした。指示も入りにくく、多動も強かったので、グループの中ではそういった意味では目立つほうでした。


2幼児期に仲良く遊んだお友達

市内の療育で、ADHDとLDを持っているFちゃん(女の子)とLD(主に長期記憶と理解苦手)のGクンと知り合い、よく一緒に遊びました。

Fちゃんは、兄妹3人の真ん中で、兄妹3人ともADHDなのですが、家にいるときや、アルファと一緒の時は、自分を出せるのですが、集団の場になると、おとなしくなってしまい、うまく自分を出せないところもありました。

Gクンも兄弟がいて末っ子でした。運動は苦手なのは、アルファと同じですが、手先はそれほど不器用ではありませんでした。またGクンは人の気持ちがわかりにくいところも少しあるのですが、自分からお友達の中に入ろうとする気持ちはいつもあって、アルファと一緒に遊ぶ時は、よくアルファの遊びにあわせてくれて遊んでいました。


3今まで幼児期から療育期間・専門機関等でいろんなお子さんと出会う事があり、ADHD、LD、アスペルガーや高機能自閉症と診断されたお子さんでも、大まかな状態像は確かその診断基準としての共通点はあるけれど、

身長だって、体重だって、顔の作りだって、当たり前ですが、皆違うのと同じように、性格も、皆それぞれ違うのは当然なんですよね。。同じ診断名を受けたとしても、子どもによってそれぞれ違うのは、当然なのですよね。。

多動だとか、人とのコミニュケーションがとりづらいとか、こだわりがあるとかは、そのそれぞれの発達障害の診断としての症状とか状態なのですから、同じ診断であれば、そういった状態とかは、大まかに見て、似ていたりするだけで・・。

同じ診断でも、子どもによっては、それぞれの特性や個性が違うというのは、当然なことなのに、型にはまった理解のされ方をすることがけっこうある・・と感じることはあります。
その子どもを通して、診断としての症状を見るのではなく、診断名としての症状を通して、その子どもを見ている様な・・・。本当の子どもは、診断名の中に埋もらされている・・というような感じ。。


4また、診断を受けるということに対し、「レッテル張り」というのを、

たまにどこかで読んだりすることがあるのですが、診断からくる状態像を、ただ確認する為に診断を受けているのではなく、その状態に対してどうしたら良いか?の為の診断だと思うのですが・・・。

育てているのは親なのですから、何度も教えてもなかなか出来ない事があるというのを、育てている中で、何度も何度も感じたり、幼稚園・保育園で、先生の話しを聞いていないということが多ければ、園や学校での集団生活は、大丈夫なのだろうか・・と、何かしら感じることあると思うんです。

話しや場面の意味を勘違いして聞いたりすることが多い、話しの内容をはき違うことが多いということも、これも、何かしら学習面や対人関係で、影響があるかもしれないと、親は、子どもと接している時間が長いのですから、何かしらを感じることは、あると思うのです。

それが、軽度発達障害として、診断されるものだとか、そういったことは全くわからない、そういった知識はそもそも持っていなくても、何かしら、親は感じることがあると思うんです。


5軽度発達障害の症状を感じ取るのは、難しいと言うけれど、

病気の症状だって、病気の内容によっては、症状を感じ取るのが難しい病気、たくさんありますよね。。

病気でも、軽度発達障害でも、症状や状態を感じ取って、その症状をどのように考えていったらよいのか?が、専門機関や病院に行く目的であって、診断名をつけて、終わりではないんですよね。

親は、自分の子どもを育てるというのが、当たり前の感覚であるのですから、診断名がついて終わりではなく、よりよく育てたい手立てのひとつとして、専門機関に行くのですから・・・・。

加齢に伴い、多くの人が物忘れになったりする中で、歳をとってくると、「物忘れ」になりやすい、誰でもあること・・としながらも、認知症であるかないかは、病院で診て貰うのですよね。。


6認知症という症状には、多くの方が納得されているようですが、

発達障害だって、認知症と、同じように、専門機関や病院で診断されてきてるんです。。

同じく脳の機能の問題である認知症は受け入れ、発達障害は、受け入れ難いのは、それだけ発達障害の症状というのが、一般的な個性や性格と見るのか・・?という点で、区別しにくいからだというのは、わかるんですね。。

だからこそ、専門機関や病院で診断されてきたということは、どういうことなのか・・?と

確かに、診断名がついた時は、ショックでしたし、その上、ADHDだけなら良いのに、LDの可能性もある、そしてコミニュケーションの様子では、自閉傾向もって・・、どんどん診断名が出てきて・・。

でも、ショックと同時に、子どもの特性を知る事ができ、何度、教えても出来ないことについて、どうして、その教え方では、身に付かなかったのか・・?ということがわかってくると、子どもにあった教え方を、親も試行錯誤ながらも、考えるというように、子育ての考え方に対して、良い意味での変化が出てくるんですよね・・。

そして、診断されてから、何年も経って、育てていると、もう診断名なんて、本当にどうでもよくなっちゃうんですよね。。だって、色んな親御さんに会い、お子さんにも会っても、同じ診断名でも、人間誰でも個性があるのですから、違うのは当然ですし、学校や周りの環境がよければ、子どもの適応も全然違うし・・

それでも、診断名がどうして必要かというと、園や学校の先生に、子どもの事を話すときに、必要になってくるのですよね。。診断名を出さなければ、発達障害からくる困難さを、ただの我がままや、怠け者、トラブルをすぐ起こす子ども・・・などとしか受け止めてもらえない場合がありますし・・・。

親が理解していく手立てとして、診断があったと同じように、園や学校の先生に理解してもらうのにも、診断名が必要だったりするんですよね。
そして、診断名からくる特徴や特性を、型にはまったとらわれ方ではなく、無理解からくる二次障害だけはせめて避けたい、その子どもにあった理解を求めていくのが、親のまたひとつの仕事であって・・。


7レッテル張りとか、型にはめているとか、そう捕らえる方もいるようですが、

理解を求めていくというのは、精神的なエネルギーを、かなり使うんですよね。、当事者にならないと、こういった心情とか、実情というのは、きっとわからないのかもしれない・・とも思います。

レッテル張りとか、型にはめるとか、だけ言って終わりにされても・・と思います。言葉であれこれ言うだけ、言うのって、とても簡単なんですよね。。

子どもの特性を知って、理解し、育て、また周りの支援と理解を得る為の、手立てのひとつとしての診断名があった・・でいいじゃないか・・と思います。


8先生に、子どもの事を相談するときに、参考図書を渡したりしますが、
子どもの特性に近いことが書いてある書籍を選んだりするんですね。うちの場合だと、ADHDとLD関連の書籍が多いのです。確かに、コミニュケーション力としては、自閉的な部分あるのですが、

自閉症関連の書籍や情報などを以前、主治医が、学校の先生へ渡してくれたのですが、学校の先生のほうが、かえってわかりづらくなってしまったようで・・。本当に、軽い自閉傾向なので、自閉症の典型的な部分が少ないため、かえって、わかりづらくなったという感じなのです。学校の担任の先生は、とても理解ある先生なんです。ADHDとLDのお話だけで、もう充分なくらい理解のある先生だったので、私も、必要以上に、自閉傾向のことは話しませんでした。

担任の先生には、非定型自閉症はかえって理解しずらく混乱したことはありましたが、いつも薬の服用でお世話になっている保健室の先生は、アルファの自閉傾向を理解してくれました。

だからと言って、保健室の先生が理解度が高いから、担任の先生より、良い先生と言うわけではなく、私にとっては、担任の先生も、保健室の先生も、本当に目の前にいる、アルファという子をありのままに見てくださり・・、診断名は、本当に補助的理解のものとして捉えてくださっているので、もうこれ以上の、良い理解は無いと思っています。

目の前にいる子どものありのままを受け入れ、目の前にいる子どもの個性を大事にし、

診断名は、補助的理解程度・・これを実際にしている先生に出会うと、診断は、本当に、レッテル張りではなく、理解するひとつの手立てだというのを感じます。


9
広汎性発達障害(PDD)について

(1) 対人関係の障害

(2) コミュニケーションの障害

(3) 象徴的・想像的活動の障害と限定された興味、反復的常同的な行動(こだわり)

これらの症状が3歳以前に見られると自閉性障害と診断されます。3つの症状は共通しているものの、症状の違いによって次のように分けられるそうです

広汎性発達障害(Pervasive Developmental Disorder)は
・自閉性障害

・レット障害

・小児崩性障害

・アスペルガー障害

・特定不能の広汎性発達障害=非定型自閉症
((Pervasive Developmental Disorder Not Otherwise Specified, PDD-NOS )

これらの発達障害を総称したものです。

・・・・(レット障害)
 女児のみに起こる進行性の神経疾患で、知能や言語・運動能力が遅れ、常に手をもむような動作や、手をたたいたり、手を口に入れたりなどの動作を繰り返すことを特徴としています。

・・・・(小児崩性障害)
 2歳までは正常発達であったのが、ある時期から激しい発達の退行を示し、自閉症に似た行動特徴を併せ持ちます。

・・・・(特定不能の広汎性発達障害=非定型自閉症)
 自閉性障害・アスペルガー障害の基準を満たさないが、自閉的特徴がある時に、非定型自閉症と診断されることもあります。今まで自閉傾向があると言われたお子さんなどが、非定型自閉症と診断されたりします。

・・・・(高機能広汎性発達障害)
 IQが80以上(ボーダー以上)の、広汎性発達障害(主にアスペルガー/高機能自閉症)


10自閉症スペクトラム

アスペルガーは、広汎性発達障害の自閉症障害のひとつとしてありますが、自閉症スペクトラム(連続体)という考え方があります.。

連続体という考え方なので、特定不能の広汎性発達障害=非定型自閉症も、この連続体の中に入りますし、診断の際に、非定型自閉症と言われず、自閉傾向とか、軽いアスペルガーを持っているとか、アスペルガー傾向があるねと言われる方もいらっしゃるかと思います。

そして、自閉傾向とか、軽いアスペルガーを持っているとか、アスペルガー傾向があるねと言われる方の多くは、アスペルガーの診断基準にあてはなまらない部分も多くあるため、軽いとか傾向といった表現になります。

人は、その人、その人で、様々な特性を持っているからこそ、その人の個性なのであり、診断基準にはっきりと当てはまらないことも多い場合があります。

またアスペルガーや高機能自閉症を理解するには、上記の広汎性発達障害という考え方から説明することもあれば、ローナウィングの自閉症スペクトルという考え方から説明される場合もあります。

上記の広汎性発達障害というのは、DSMやICDなどの診断基準で言われている自閉症の説明であって、ローナウィングの自閉症スペクトル(という考え方からの、アスペルガーや高機能自閉症への理解があります。

自閉症協会では、自閉症についての冊子がPDFで読めます。また、自閉症協会(東京支部)のサイトでは、高機能自閉症/アスペルガーについてのリンクフリーのページを、ご紹介させて頂きます。わかりやすい説明が記載されています。是非ご覧になって見てくださいね。

http://www.autism.jp/asp/ 自閉症協会(東京支部) アスペルガーについて

様々な診断名があり、レッテル貼りと思うと嫌になりますが、それでもそれらの状況が何なのか?

それらの状況を表す言葉が無いと、自分で理解するのにも、本を探したり、人に聞いたり、調べたりする事が出来なくなってしまうと思うのです。

アルファにとっては、ADHDとLDだけでは説明出来ない、アルファの社会性の育ち方に関して、特定不能の広汎性発達障害=非定型自閉症(PDD-NOS)が、アルファ自身の社会性の育ち方を説明したり、理解してもらう為の、診断名でした。

私は、理解や対応、支援の為に診断名を使いましたが、そもそも、レッテル貼りだけで終わらせたい親御さんなんて、いないと思います・・・。

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広汎性発達障害、特に高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)や一部のAS・アスペルガーの方の話を聞くと、やっぱり息子の特性とは違うなぁ・・と思うこともしばし... [詳しくはこちら]

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