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ADHD/ADD(注意欠陥多動性障害),症状,特徴,DSM-IV診断基準?

bara.jpg↓ADHD/ADDは、例えば、こんな特徴や症状や状態が...

1) 朝の支度に時間がかかる。ただ服を着るだけなのに、とんでもなく時間がかかる。 (実行機能の関係?)

2) 家であろうとレストランであろうと、まともに食事ができない。座っていられず、兄弟にちょっかいを出し、みんなの食事のじゃまをする。(多動性?)

3) 同時に複数の指示を覚えられないよう。例えば、隣の部屋に行ってハサミを取ってきなさい、と言ったとする。 隣の部屋に行ったときには、何を取りに行ったのか忘れている。 (ワーキングメモリーの関係?)

4) しょっちゅう人のじゃまをする。 (衝動性?)

5) 何かをすると約束しても、やらずに放ってある。本人は忘れていたと言うが、とうてい信じられないし、イライラさせられる。 (ワーキングメモリー、実行機能の関係)

6) 何をするにも手間取る。(実行機能の関係?)

7) プラスの性質がたくさんある。たとえば、エネルギーにあふれている、熱意がある、優しい、目に「何か特別な」輝きがある、想像力が豊か、直感力がある、粘り強い、決断力がある。  (ADHDの長所!!)

8) 失敗をとりつくろうために、とっさにほらを吹いたり、信じられないような説明をする。  (セルフモニタりングがへただけど、自分なりに自分を弁護している?)

9) 遅刻の常習犯で、ときには約束そのものを忘れてしまう。 (ワーキングメモリー、実行機能の関係、生活全般がだらしなくなりやすい?)

10) 授業に集中していないと教師に叱られる。家でも同じように叱られる。 (注意集中との関係?)

11) てきばき行動するのは不可能に近い。(実行機能の関係?)

12) 冒険や危険など、刺激が強いことは何でも好き。  (衝動的、自分から刺激を求めてドーパミンを増やそうとしているのか?)

13) なぜか、急に注意を集中させる。とくに、興味のあることに対しては完全に没頭する。 (注意集中を全般的にうまくコントロールするのが苦手。 でも時には長所になりえる!!)

14) じっと座っていられない。(多動性?)

15) 教師や親が仰天するようなことを突然口走る。軽率な言動が多い。 (衝動性?)

16) 目を離せない。じゆうぶん注意して見張っていなければならない。 (衝動性、多動性などで何をしでかすかわからないので)

17) 気分にムラがある。(自分の気持ちをコントロールするのがが苦手)

18) こらえ性がない。待つことができない。 (多動性、衝動性。 自分の気持ちをコントロールするのがが苦手)

19) 時間感覚がないに等しい。「今」と「今でないとき」 の二つしかない。 (多動性、衝動性。 自分の気持ちをコントロールするのがが苦手)

※( )内については、私の勝手な意見です。正式な専門意見ではありませんのでご注意!



bara.jpg診断基準DSM-IVでは・・・

ADHD/ADDの診断基準によく使われている、アメリカの精神疾患の分類と診断の手引き第四版 (一般に「DSM-IV」といわれる)

A 次の、(1)、(2)のいずれかに該当する
(1) 不注意を示す以下のような症状が6つ以上あり、それらが少なくとも6ヶ月以上持続し、発達レベルにそぐわない不適応が認められる

<不注意>

a) 学業、仕事、またはその他の活動において、綿密に注意する事が出来ない。 または、不注意によるミス・過ちが目立つ。

b) 課題・仕事または遊びの活動で注意を持続する事が難しい。または困難である。

c) 直接話し掛けられた時に、聞いていないように見えることが多い。

d) 反抗的な行動または指示を理解できないということではないのに、指示に従えず、学業、用事、または職場での業務をやり遂げる事ができない。

e) 課題や活動を順序立てる事が苦手・困難である。 f) 学校の宿題や課題など、精神的努力の持続を要する課題に従事することをしばしば避ける、嫌う、またはいやいや行う。

g) 各種の作業や課題や活動に必要なもの(おもちゃ、教材、鉛筆、本、道具など)をよくなくす。

h) 外からの刺激によって容易に注意をそらされる。

(2) 多動性ならびに衝動性を示す以下のような症状が6つ以上あり、それが6ヶ月以上持続し、発達レベルにそぐわない不適応が認められる。

<多動性>

a)よく手足をそわそわと動かし、または椅子に座っているときにもじもじする。

b)教室や、その他、座っていることを要求される状況で席を離れることが多い。

c)不適切な状況(おとなしくしていなければいけない状況など)で、余計に走り回ったり高い所へ上がったりする (青年または成人では落ち着かないように感じられるだけのときもある)。

d) 静かに遊んだり余暇活動につくことができない。

e)”じっとしていない(動き回る)”または”まるでエンジンで動かされてるように”行動することが多い。

f) しばしばしゃべりすぎる。(おしゃべりが目立つ)

<衝動性>

g)質問が終わる前に出し抜けに答えたりする。

h)順番を待つ事が困難・苦手である。

i)人の邪魔をしたり、介入したりする傾向がある。(人の会話やゲームに割り込むなど)。

B 多動性-衝動性または不注意の症状のいくつかが7歳未満に存在し、障害を引き起こしている。

C これらの症状による障害が2つ以上の状況において(例えば、学校〔または仕事〕と家庭) 存在する。

D 社会的、学業的または職業的機能において、臨床的に著しい障害が存在する明確な証拠が存在しなければならない。

E その症状は広汎性発達障害、精神分裂病、またはその他の精神病性障害の経過中のみ起こるものではなく、他の精神疾患(例えば、気分障害、不安障害、解離性障害、または人格障害)ではうまく説明されない。

<混合型>(ADHD)

過去6ヶ月間、(1)不注意と(2)多動・衝動性の基準をともに満たしている場合。

<不注意優勢型>(ADD)

過去6ヶ月間、基準A1を満たすが基準A2を満たさない場合。(多動のないADD)

<多動性?衝動性優勢型>

過去6ヶ月間、基準A2を満たすが基準A1を満たさない場合。このタイプの半数は小学1年以下で、学校生活が、始まる時期に不注意のある事がわかってくる。彼らの多くは、<混合型>の診断基準を満たすようになる。



bara.jpgダニエルGエイメン博士...

3人の子供がADDで世界でごく少数しかいない核脳画像解析ライセンスをもつ、臨床神経学者、精神科医です。
ADHD/ADDに関する書籍で、「わかっているのにできない脳(上下巻)」は とても参考になる本でお薦めです! 他に、「愛と憂鬱の生まれる場所」など著書があります。

(エイメンクリニックに実際に行かれたブーゲンビリアさんの投稿記事があります.参考になりました!)

一般にADHD/ADDは単一の障害として治療されているが、博士の研究によれば、ADHD/ADDには異なる6つのタイプがあり、それぞれ治療法も違う。 治療法(主に薬の処方)があわなければ逆に症状が悪化するケースも あるという。

多くの場合、ADHD/ADDの診断の基準になるのは表に現れた症状であり、脳の機能が注目されることはめったにない。3人のADDの子供をもつ博士は、後者の重要性を強く認識するようになった。

典型的なADHD/ADD患者の場合、何かに集中しようとすると、注意力の持続や短期間の記憶、予測をつかさどる脳の領域の活動が低下する。リタリンのような興奮剤は、この領域に刺激を与えるとされるが、ADHD/ADD患者のなかには、興奮剤が効かないケースもある。研究の結果、こうした患者は脳の活動パターンに違いが見られることがわかったという。博士はADHD/ADDを以下の6種類に分類した。

タイプ1 標準型 一次的症状(注意力の散漫や支離滅裂な行動)に加え、多動性、情動不安、衝動性がみられる。早期に発見されることが多く、興奮剤(リタリン)による治療が最善。高タンパク質食品による食事療法も効果がある。

タイプ2 注意散漫型
一次的症状に加え、身体的・情緒的活力に乏しい。大人になってから初めて診断される。男性より女性に多く、「怠け者」や「変人」のレッテルを張られることが少なくない。治療には、興奮剤(リタリン)と高タンパクの食事が効果的だ。

タイプ3 過剰集中型
一次的症状に加え、認識能力が硬直的で、関心の対象が1つに集中してしまう。思考・行動ともに消極的で、不安や恨みをかかえ理屈っぽい。近親者に依存症や強迫的傾向のある人がいる場合も少なくない。 このタイプの患者に興奮剤だけを処方すると、自分のかかえる問題しか考えられなくなる。そのため、抗鬱剤と興奮剤、高炭水化物食品による食事療法を組み合わせた治療を行う。

タイプ4 側頭葉型
一次的症状に加え、短気、周期的な不安、記憶障害や読字障害などの症状がある。頭部外傷の経歴のほか、近親者に学習障害や情緒障害の傾向があるケースもみられる。 興奮剤だけの処方では、かえってイライラが増す。抗けいれん剤や高タンパク食を組み合わせた治療が効果的。

タイプ5 大脳縁辺系型
一次的症状に加え、軽い憂鬱、活力の低下、低い自尊心、イライラ、孤立、食欲減退、睡眠障害が見られる。興奮剤だけでは、情緒不安やイライラを助長してしまう。クリニックでは抗鬱剤とともに、エアロビクスとバランスのよい食事を勧めている。

タイプ6 「炎の輪」型
一次的症状に加え、極端な情緒不安定、かんしゃく、柔軟性の欠如、短絡的思考、過度のおしゃべりがみられる。音と光に敏感に反応する。患者の脳の画像には、過剰な活動を示すリングが見られる。 興奮剤は症状を悪化させるだけだ。私が担当する患者には、抗けいれん剤にプロザックなどの抗鬱剤や向精神薬を組み合わせて処方している。エアロビクスも効果的だ。

ADHD/ADDは多面的な疾患であり、適切な治療をすれば効果は見られると博士は述べています

これを読むと、アルファは、タイプ1 標準型の説明に近い部分があるので、タイプ1の話が、理解・支援のヒントになりそう・・・。早期発見できしかも、リタリンがとてもよく効くタイプなので。。。。

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