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広汎性発達障害(PDD)と感覚統合と認知

1広汎性発達障害(PDD)と感覚統合と認知

幼児期の言語訓練の先生から、アルファ君は、広汎性発達障害(PDD)に近いといわれた事がありました。

当時、広汎性発達障害を調べたところ、広汎性発達障害の中でも、PDD・NOS(特定不能の広汎性発達障害/非定型自閉症)に近いのかな?というくらいなのですが、やはり、今でも、PDD・NOS(特定不能の広汎性発達障害/非定型自閉症)に近い感じくらいかな?と言われます。

感覚と認知と心については、あくまでも、息子をみて、専門家でもない、一人の子どもの母親として、私が感じる事であって、極めて個人的な感覚で私が思ったことです。


2育てていて、息子の感覚の鈍さや感覚のアンバランス・感覚のインプットがちょっと違うような・・・印象をいつも感じていました。

特に幼児期。。。触覚に関して言えばくすぐってもらいたがって、触覚からの刺激を求めている感じ、

聴覚で言えば、音や声に鈍感というか、入っていきにくい感じ・・・。

味覚は、好き嫌いが激しい、でもこれも敏感と思われがちなんだけど、あまりにも辛い味が好きで、こうなると敏感というより、感覚的に偏っている、アンバランスのところがあるという気がするときがあります。何かこううまくバランスとれていないという感じです。

幼児期に個別指導してくださった心理の先生から、「うまくインプット出来ていないという感じがあるよね」とよく言われましたが、本当に自分に入ってくる感覚を、うまくインプットできない・・という印象が強かったです。。。


3生まれたばかりの赤ちゃんは、五感を通して、周りを感じるようになってきますよね。。

ぼんやりと周りが見えるようになり、匂いを感じ、なんとなく機嫌が悪くなったら、お母さんに抱っこされて、機嫌がおさまり、嗅覚・視覚・触覚・聴覚・味覚・抱かれた時に感じる体感のみで、機嫌が悪くなったり、よくなったり。。。

お母さんの顔を覚え、お母さんの声を覚え、お母さんに甘えるようになり。。感覚的に感情が動いていたのが、段々甘えるというところが出てきて、気持ちが少し育ってきたということですよね。。。

でも、この嗅覚・視覚・触覚・聴覚・味覚・抱かれた時に感じる体感、のどれかが、アンバランスで、自分でうまく取り込めないでいる状況になっているとすると、どうなんだろう・・?

自分でうまく取り込めないでいたからこそ、赤ちゃん時代は、いつも泣いてばかりいる赤ちゃんだったのかなぁ・・・・と今になって、なんとなく思うことです。。


4(抱かれた時に感じる体感)というのは、感覚統合でいうと、

・前庭感覚(体をゆらした時、回転した時などの感覚)

・触覚(皮膚感覚)

に関係する動きですよね。。

赤ちゃんが、機嫌悪い時に、抱っこしながら体をゆっくり揺らすと機嫌が少し落ち着いたり、また機嫌の良い時に、「高い高い」をしてあげると更に、機嫌がよくなったりすること、

この「揺らしたり」「高い高い」は、前庭感覚に、つながる動きですが、感覚統合を刺激する動きをしてあげることが、赤ちゃんの機嫌を良くしてあげることになると思うと、この感覚統合というのは、情緒や心の安定にとても関係ある、影響があるのか・・と感じます。

この嗅覚・視覚・触覚・聴覚・味覚・抱かれた時に感じる体感を、自分でうまく取り込めないでいる状況になっているとすると、どうなんだろう・・?  つまり、感覚統合がうまくいっていないとどうなんだろう・・?と思います。

息子は、赤ちゃんの時、一日中、機嫌が悪く、睡眠も短く、ずっーーと泣いていました。常に抱っこをしてて、常に体をゆすってあげていました。常に抱っこしてゆすっていれば、息子の泣く時間を少しでも減らすことができ、息子を寝かせてあげることが出来ました。でも、寝ていても抱っことゆすりをやめると、とたんに泣き出します。

4ヶ月で、首が座り、6ヶ月経ちでお座りが出来るようにと、少しづつ自分で体を支える、自分で体を動かせることが出来るようになるたびに、泣く時間も減り、少しずつ睡眠時間も増えてきました。

歩けるようになり、走るようにとなってくると、2歳半過ぎくらいから、今度はクルクル回る動きをよくするようになってきました。あまりにも、クルクル回る動きが多いのと、くすぐってもらいたがり、言葉が遅かったなどがあり、その頃に、中川信子先生の「言葉をはぐぐむ」の本を読み、そこで初めて感覚統合を知りました。


5クルクル回る動き・・つまり前庭感覚を刺激する動きを、ひつようにやっていたという事になるのでしょうが、

こういった動きは、息子が無意識に求めて動いている動きで、何も知らなければ、止めさせたりしてたかもしれないのですが、感覚統合を知ることにより、止めさせるのではなく、遊びにつなげていく・・ということを知りました。

その動きにこだわっているとか、吸い寄せられるからとも聞きますが、確かに没頭しているように見えますが、私には、その感覚に鈍感だからこそ、もっと感じてみたいという気持ちから動いているように感じました。人は、いろんな感覚情報を受けながら、生活しているけれど、いろんな感覚をうまくインプット出来る人は、それらの感覚を変に意識せずに過ごせるのだと思います。

この色んな感覚をうまくインプット出来ない、年齢相応にうまく自分で統合できない子にとっては、それらの感覚に対し、必要以上に固執したり、敬遠するのは、その子どもにとっては、すごく当たり前の行動のようにも感じます。幼児期は、感覚統合を発達させる時期なので、尚更そういった行動が多いのだと思います。


6今までずっと気になっていた、感覚統合だったので

PDDのようなもの少しだけ持っている成人の方に、感覚についてのことを色々と話してみました。

息子と蛍を見に行った時、息子はわくわくした気持ちというのがまずありませんでした。蛍を見つけて、飛んでいる姿を見ても、ただの風景でしか見ていないようでした。。蛍は動きが鈍いので、蛍を捕まえて手のひらに乗せて、やっと「蛍だぁ」といった気持ちが出てきた感じでした。この話しを氏にしてみたら、

その方は、もののけ姫のアニメーションの中で、出てくる山や木々の風景を、ただのアニメーション(絵)・感情移入もなくただ絵を眺める感じでしか見れなかったそうです。
その方自身が自然に触れる感覚を磨く事により、アニメーションに出てくる山や木々の風景を、風の感触、木の匂い、そういった感覚を感じながら見れるようになったそうです。


7アルファは、”自分の気持ちにも、人の気持ちにも感心が薄いみたいなんですよね”と話したら、

その方も、”子どもの頃自分の気持ちにも人の気持ちにも感心が無かった”と聞いたとき、やはり息子と似ている・・と思いました。

自分の気持ちに、感心なければ、自分の気持ちに問いかけることもほとんどしないだろうし、自分の気持ちを育てにくいだろうし、自分の気持ちを育てながら、他人を感じていき、それが人との関わりに関係してくるのに、

自分の気持ちに、感心なければ、自分以外の人の気持ちもうまく感じられない・・というのを今まで感じていたのですが、氏と話していて更に納得できたというか・・・


11そして、「小さい頃、図鑑とか好きな子多いよね。図鑑ばかり読んで、友達とも関わろうとしないと思うでしょ?でも、いつか図鑑の世界と、現実が繋がってくる時期が来るんだよね」とも言っていました。

そうそう、全くその通りなんです。自閉症関連の書籍は読んできたけど、氏が息子と似ている部分あるせいか?とても納得出来る話ばかりでした。


7この方とは、アルファは共通する部分は少しあるけれど、すごく似ているという訳ではないのですが、 赤ちゃんの頃から自分に、入ってくる感覚をうまく、取り入れることが出来なければ、

赤ちゃん時代に、お母さんをうまく認識できない、周りにも鈍感・無関心んにならざるおえないこともあるんじゃないかって。。思うことあります。

自分に、入ってくる感覚がうまく行かないと、心の育ちも当然遅くなるんでないか・・と、

感性と心の育ちは、とても関係あると、息子を見ているとそれをよく感じます。

感覚統合の理論を考えたエアーズの書籍では、「感覚統合と学習障害」という本があるくらいなので、LDと、感覚統合は関係があるのは、わかるのですが、感覚統合のアンバランスは、自閉症スペクトラムのお子さんにも多く見られますよね。。


9息子については、PDD(広汎性発達障害/自閉症)の典型的な説明より、感覚統合を通して、理解しようとするほうが、なんだかとても私は、納得しやすいです。(PDD/広汎性発達障害/自閉症としてではなく、感覚統合障害と言われたほうが理解しやすいといった感じです)

それでも、小4くらいまで、会話が一方的なところが強かった息子だったので、その辺りを含め、非定型とはいえ、自閉症スペクトルとしても、当てはまるでしょう?と、なりますが。。
(会話が一方的というのは、小5から徐々に多動がおさまるのと、ほぼ同じくらいに、一方的ではなく、会話のキャッチボールが随分とできるようになってきました。)

自閉症スペクトルの多くの方が、感覚統合がうまくいってない人が多いという特徴があるのを知ると、感覚統合という考え方が、もっと広まるといいな・・と思います。


10一般的な人の感覚統合の平均レベルが100だとしても、高いところが苦手な高所恐怖症の人(固有感覚が敏感な人)や、

乗り物に酔いやすい人(前庭感覚に強く刺激がいきやすい人)、など感覚統合のある部分では、それぞれ敏感だったり鈍感だったりするかと思います。

ちなみに、前庭感覚が鈍感だと、3Dゲームをしていも、目がまわらず、得意だったりします。乗り物にも酔いません。ジェットコースターもあまり怖くありません。

今の時代、TVでの視覚刺激、TVのステレオ放送の響くような音響、車で移動、携帯電話でメールで伝言、感覚を磨ぐ環境がどんどん減ってきています。今の基準での一般的な人の感覚統合の平均レベルと、昔の人の感覚統合レベルは随分変わってきてるんでしょうね。。。


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