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ダブルバインドとアンビバレンツ

ここ最近、「ダブルバインド」 「アンビバレンツ」という心理状況が自分の心に残っていたのだけど、この2つは、障がい児を育てる親にとって、とても関係のある心理状況でもあると思いました。

私自身は、まず自分の経験として、「ダブルバインド」な状況に苦しみ、
”私は、常に相手が満足・または肯定するような行動をしなければいけない”
”なので私の心や考えは、どこにもない・・。”
という状況まで、自分がなってしまったことがあったので、「ダブルバインド」な状況での苦しみは、どんなものか、私なりにわかる部分があります。

”自分の考えや気持ちを素直に表現してはいけないんだ・・。”
”私の心は、どこにもない・・。”
という状況から、行く先は、神経症・鬱です。そして、ある素因を持っている人であれば、統合失調症や解離性症状が出てしまいます。それぐらい、「ダブルバインド」というのは、人の心を壊していくものだと思っています。

虐待やいじめの状況も、どこか「ダブルバインド」の状況に似ていると聞きます。
「ダブルバインド」には、支配と従う関係があります。 
そして、従うほうの人は、支配的な人に対し、もちろん反論はしていけない状況であり、
そして、支配的な関係の中で、何かあるたびに、矛盾あるメッセージと共に、禁止や否定語、禁止的態度もしくは否定的態度を、延々とされ続けます。

本当の意味で、受け入れてもらう、わかりあうということが出来ない、共感することが出来ない関係であります。


「アンビバレンツ」というのは、”自分の中にある2つの相反する心理”であり、
障がい児を育てるにあたっては、「子育てに対する意欲と不安」といった相反する心理は持ちやすいと思います。
「少しでも、良くなって欲しいという希望」 と、「障害を受容しながら育てる、将来に見通しが見えない状況での不安」というような、相反する気持ちの中で、葛藤があると思います。

こういった相反する気持ちが同居しやすい中で、親として社会の厳しさに触れた時、子どもにもっとしっかりしてもらわないと、親がこの世にいなくなってしまった時(もしくは、成人になったときに)、この子は大丈夫だろうか・・?と心配になると思います。

「子育てに対する意欲と不安」の相反する親の気持ちが、「矛盾のメッセージとして、子どもに与えてしまう(ダブルバインド)」の状況に陥りやすいのではないかと思います。


私は、息子が幼児期から、療育を通して、色んなお母さんとお子さんに会って、会にも参加させて頂いて、たくさんのお話しを聞く中で、母として、皆さん、本当に大変な思いを抱えることが多いと思うのです。

どのお母さんも、厳しくしすぎた時は、とても罪悪感に陥り、泣いて子どもを抱きしめたり、心から謝ったりします。 母だって、人間です。 うまくバランスのとれた性格で、感情を常にコントロールできる状況でないときもあると思います。

本当に子どもを愛していれば、親としての行いを、心から反省することは、自然と出来ると思います。

反省することがないくらい完璧と思い込んでいるほうが、逆に怖いと感じます。
過去を振り返るな・・という考えも大事ですが、親自身の行いを省みることも、必要なことではないかと思います。

子ども自身が、自分の感情や考え、気持ちを、受け入れてもらえないまま、という状況があまりにも、長く続くと

自分の心(感情や考え、気持ち)は、受け入れてもらえないものであるから、自分の心(感情や考え、気持ち)は、持っていなくてもいいもの・・。 無くてもいいんだ・・、つまり、自分という存在(心)は、どうでもよいのだ・・と、思うようになってしまいます。

私は、「〜してはいけない」と断言するのは、基本的に嫌いです。ですが、これだけは、断言したいくらいハッキリと思っていることはあります。

「自分の心は、無くてもいいんだ・・、つまり、自分という存在は、どうでもよいのだ・・」と、いう気持ちだけは、絶対に植えつけさせてはいけない、または、そのような気持ちに誘導してしまうようなこともいけない、と思います。


ダブルバインドの状況に陥ったら、その状況から離れる(逃げる)のが、一番良いと聞きます。
離れても、大丈夫な関係なら、離れられますが、これが、親子関係だったり、会社の上司と部下の関係だったら、なかなか、離れる(逃げる)ということは、出来ないと思います。

特に、親子関係の場合は、本当に離れる事が出来ない。。それゆえに、親子関係においての、ダブルバインドは、大変辛いものだということがあるのだと思います。

でも、困難が多い子どもを育てる中では、相反する感情の同居(アンビバレンツ)は、どうしてもあります。
それが、ちょっとしたことで、ダブルバインド的な振る舞いを、子どもにしてしまいがちな部分も、あるかもしれない。。

それでも、本当に子どもを愛していれば、自分の親としての行いを、心から反省することは、自然と出来ると思う。 本当のダブルバインドは、相手に対する真の愛情は無いのです。だから、相手への共感もなければ、やった行為に対しての、反省や罪悪感も無いのです。


どのお母さんも、厳しくしすぎた時、または支配的な感じで子どもの心を否定してしまった時は、とても罪悪感に陥り、泣いて子どもを抱きしめたり、心から謝ったりします。 
母だって、人間です。
バランスのとれた性格で、感情を常にコントロールできる状況でないときもあると思います。 

自分の親としての至らなさを、その都度気がついたときに、子どもに心から、謝りながら、親としても、何度も壁にあたりながら、頑張っていると思います。

親も、人間です。 何でもコントロール自在なロボットでは無いのです。
だけど、ロボットには、反省はありません、壊れたら、修理です。
人間は、反省によって、少しずつ良い方向に、考え方を変えることが出来ます。

本当に子どもを愛していれば、自分の親としての行いを、心から反省することは、自然と出来ると思います。


↓ダブルバインドについて思ったこと
ダブルバインドについて

↓アンビバレンツについて思ったこと
アンビバレンツについて

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